原作の不気味さを何倍にも増幅させたのが、WIT STUDIOおよびMAPPAによるアニメーション表現だ。特に初期のシーズンにおいて、立体機動装置で飛び回る兵士たちを容赦なく叩き落とす奇行種のスピード感は圧巻だった。
制作スタッフのインタビューなどによると、あの異様な動きは3Dモデルや実際のダンサーの動きを参考にしつつ、あえて「関節の可動域を無視した歪な動き」を意識して作画されたという。生理的な嫌悪感と、どこか目が離せないダイナミズム。アニメーターたちの職人技が、奇行種をただのモンスターから、アニメ史に残るトラウマキャラクターへと押し上げた。