「麦の唄」の存在感を決定づけた歴史的な瞬間として、2014年12月31日に放送された『第65回NHK紅白歌合戦』でのパフォーマンスを挙げないわけにはいきません。
中島みゆきが紅白のステージに生出演するのは、2002年の「地上の星」(黒部ダムからの生中継)以来、実に12年ぶり2度目のことでした。NHKホールの特設ステージに登場した中島みゆきは、圧倒的な声量と神々しいまでの表現力で「麦の唄」を熱唱。その歌声を生で浴びたゲスト審査員席の玉山鉄二とヒロインのシャーロット・ケイト・フォックスは、劇中の苦難や撮影の過酷な日々がフラッシュバックしたかのように、大粒の涙を流して立ち尽くしました。
この姿が全国に中継されると、当時のSNS(Twitter/現X)や大手掲示板では即座に数万件規模の投稿が殺到。「玉鉄とシャーロットの涙に思わずもらい泣きした」「中島みゆきの歌唱力が完全に劇空間を支配している」「紅白史上に残る名場面」といった絶賛の声でタイムラインが埋め尽くされました。
放送から年月が経過した現在でも、YouTubeの公式チャンネルや各種音楽レビューサイトには、「朝の通勤時に聴くと勇気が湧いてくる」「家族を支える親の気持ちと重なって胸が熱くなる」といった書き込みが継続して寄せられており、世代を超えたロングセラーとしての地位を不動のものにしています。