痔の中で最も頻度の高い「いぼ痔(内痔核・外痔核)」ですが、患部が大きく腫れ上がると、肛門の中だけでなく会陰部(肛門と性器の間)全体に重苦しい圧迫感が生じます。
特に直腸の内側にできる内痔核が進行して脱出するようになると、直腸壁が常に刺激され、脳に対して「何かが詰まっている」というシグナルが送られ続けます。この刺激が隣接する膀胱三角部(尿意を感知する敏感なセンサー)に波及し、実際には尿がたまっていないにもかかわらず強い尿意を覚えるという錯覚が生じるのです。
また、排便時の鋭い痛みを恐れて無意識に下腹部やお尻をすぼめる癖がつくと、尿道括約筋が異常にこわばり、すっきり排尿できずに何度もトイレに行きたくなる排尿障害を併発することもあります。