発端は、あるバラエティ番組で公開された彼らの20代前半の写真だった。伊達みきおはパンチパーマに近い金髪、富澤たけしは無精髭に鋭い三白眼。まるで昭和のVシネマから飛び出してきたかのような威圧感だ。現代のSNS世代にとっては、この「ガラが悪すぎるビジュアル」と「現在の優しいおじさん」という凄まじいギャップが新鮮に映ったのだろう。
しかし、この外見は単なるパフォーマンスではなかった。当時の彼らは、世の中に対するフラストレーションと、売れない焦燥感を全身で体現していたのだ。東京の片隅で、彼らは牙を剥き出しにしながらチャンスを待ち続けていた。