「んだんだ」「けっぱれ」「まね」——秋田弁は、県外の人には理解が難しい独特の響きを持つ。多くの若者が標準語を話す時代に、マリマリ秋田はあえて方言を前面に押し出す。
これは戦略的選択だ。方言は地域アイデンティティの核心だから。標準語で歌い、標準語でMCをすれば、それは「秋田にいる普通のアイドル」になってしまう。しかし秋田弁を使うことで、彼女たちは「秋田のアイドル」になる。
実際、秋田弁を使った楽曲は県民から高い支持を得ている。懐かしさと親しみやすさ。それが世代を超えた共感を生む。高齢者層からも「若い子が秋田弁を使ってくれるのは嬉しい」という声が上がる。