1歳を迎えた愛猫の健康管理で最も重要視されるのが、「適正体重の把握」と「食事の切り替え」です。
一般的な日本猫(混血・雑種)における猫1歳の平均体重は3.5kg〜4.5kg前後がひとつの基準です。ただし、大型品種であるメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットなどは完全に大人の骨格へ成長するまでに2〜3年を要するため、1歳時点で5kgを超えるケースも珍しくありません。重要なのは体重の絶対値ではなく、肋骨に適度な脂肪が乗り、上から見たときに緩やかなウエストのくびれが確認できる「ボディ・コンディション・スコア(BCS 3/5)」を維持できているかどうかです。
また、1歳を迎えたらキャットフードの切り替えを本格的に実行しなければなりません。子猫用フードは成長に必要な高カロリー・高脂質設計になっているため、成長が止まった1歳以降も与え続けると急速な肥満を引き起こします。特に生後6か月〜10か月前後で避妊・去勢手術を受けた猫は、基礎代謝が約20〜30%低下する一方で食欲が増加しやすい傾向にあります。避妊去勢後専用フードや成猫用総合栄養食へ、約7〜10日間かけて毎日10%ずつ混ぜる割合を増やしながら移行させていくのが胃腸トラブルを防ぐ鉄則です。