インターネット上の掲示板やSNSでは、「猫の外飼いは無責任」「近所の猫の糞尿被害に耐えられない」といった厳しい書き込みが日常的に見られます。かつては寛容だった地域社会でも、現在では「外飼い=マナー違反」と捉える層が多数派を占めるようになりました。
そもそも、なぜ外飼いを続ける飼い主が存在するのでしょうか。主な理由として挙げられるのは、「自然のまま自由に生きるのが猫にとって幸せ」「家の中だけでは運動不足やストレスになる」「昔から代々外に出して飼ってきた」という固定観念です。かつて農村部を中心にネズミ捕りとしての役割を担っていた時代の名残が、今も一部の飼い主の意識に根強く残っています。
しかし、高密度な住宅街が広がる現代の住環境において、放し飼いは他人の生活空間へ無断で侵入させる行為に他なりません。ペットに対する社会全体の責任意識が高まるなか、放し飼いに対する世間の目は年々厳しさを増しています。