猫の睡眠時間は成猫で1日およそ12〜16時間、子猫やシニア猫では20時間近くに及びます。睡眠の大半は浅い眠り(レム睡眠)であり、野生下では外敵から瞬時に身を守る必要があったため、姿勢の選び方には猫の寝相と警戒心の度合いが如実に反映されます。
もっとも警戒レベルが高い状態では、いつでも飛び起きられるように足の裏を地面につけた姿勢を取ります。逆に、急所である腹部を無防備にさらしたり、手足を完全に投げ出したりしている場合は、縄張りの安全が完全に保障されていると確信している証拠です。猫の寝相と心理は表裏一体であり、寝ている姿を観察するだけで、住環境に対する安心度がひと目で判別できます。
また、完全に体を横に倒して脱力する猫の寝相における横向きの意味は、深い安心感と筋肉の弛緩を表しています。四肢を投げ出して横たわっているときは、周囲に脅威を感じておらず、心身ともに深い休息に入っていると判断して間違いありません。