湘南エリアには数多くの海鮮料理店がひしめき合っていますが、なぜ「あさまる」だけがこれほどまでに熱烈な支持を集め続けているのでしょうか。その核心にあるのは、市場を介さず海から直接厨房へと繋がる網元直営の強靭なサプライチェーンです。
通常、鮮魚は水揚げされた後に漁協や卸売市場、仲卸を経て店舗へ届きます。この流通過程で時間的なロスと中間コストが発生するのは避けられません。しかし、あさまるでは自前の漁船で未明から沖へ出港し、獲れたばかりの魚介を即座に自店へ運び込みます。この時間差ゼロのオペレーションにより、身の締まりや脂の酸化度合いが市場流通品とは一線を画するクオリティで保たれるのです。
さらに、訪れた人を驚かせるのが料理のボリューム感です。看板料理のひとつである「ばらちらし」や各種刺身御膳は、分厚く切り出された旬の魚介が何層にも重なり、ご飯が見えないほどの迫力で提供されます。飲食業界の原価率が通常30%前後とされるなか、同店は網元ならではの調達力によって圧倒的な原価還元率を誇っており、価格以上の満足感(パーシーブド・バリュー)がリピーターを生み出し続ける構造的要因となっています。