日常的には混同されがちですが、「売春」と「買春」には明確な主体の違いがあります。売春(ばいしゅん)は性を提供する側が対価を得る行為を指し、買春(かいしゅん/ばいしゅん)は対価を支払って性を買い受ける側の行為を指します。
では、そもそもなぜ売春は法律で禁止されているのでしょうか。売春防止法第1条には、法の目的として「売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ」と明記されています。性を商品として売買する行為は、人間の尊厳を著しく損ない、搾取や暴力、性感染症の蔓延、反社会的勢力の資金源化といった深刻な社会問題を引き起こすため、国として違法性を宣言しているのです。