国会議員の資産公開において、麻生太郎氏の名前は常に上位へランクインしています。公開データにおける麻生太郎氏の資産公開額はおよそ6億1400万円前後(時期により微小な増減あり)となっており、衆議院議員の中でも群を抜いた資産家として報道されるのが通例です。
しかし、この「約6億円」という数値をそのまま鵜呑みにすることはできません。国会議員資産公開法に基づく開示ルールには、以下のような特有の仕組みが存在するためです。
土地や建物の評価額は市場の売買価格(時価)ではなく「固定資産税評価額」や「路線価」を基準に算出されます。また、預貯金に関しては定期預金や有価証券のみが開示対象であり、普通預金や当座預金は公開義務がありません。さらに、非上場株式については額面通りの評価にとどまるケースがほとんどです。
このため、国会議員の資産ランキングで麻生太郎氏が計上している公表額は、法律に則った最低限の基準額に過ぎず、実際の流通価値を反映したリアルな経済力とは大きな乖離が生じることになります。