耳垢が湿ってる原因は体質か病気か?遺伝の割合と正しい耳掃除の真相

耳垢が湿ってる原因は体質か病気か?遺伝の割合と正しい耳掃除の真相

耳垢が湿ってる原因は体質か病気か?遺伝の割合と正しい耳掃除の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

耳掃除に関して最も広く蔓延している誤解が、「竹や金属のへら状の耳かき(匙状耳かき)でしっかり奥から掻き出すのが良い」という思い込みです。

結論から申し上げますと、湿性耳垢の人に対するへら状の耳かき棒の使用は絶対に避けるべきNG行為です。乾燥した耳垢であれば匙に引っ掛けて掻き出すことができますが、粘着性のある軟性耳垢の場合、硬い耳かき棒で触れると耳垢が横に広がり、皮膚に擦り付けられるだけになります。さらに、器具で押し込むことによって耳垢が奥の鼓膜手前に固着し、聴力低下や耳閉感を引き起こす「耳垢塞栓(じこうそくせん)」を人工的に作り出してしまうのです。

また、「綿棒なら安全」というのも半分正解で半分間違いです。綿棒のヘッド部分が耳道の直径に対して太すぎる場合、ピストンのように耳垢を奥深くに押し込んでしまいます。綿棒を使用する際は、耳の奥深くまで差し込まず、あくまで「耳の入口から1cm程度の見える範囲」の水分や汚れを優しくなぞるように拭き取るのが鉄則です。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

耳のセルフケアを安全に行うためには、自身の状態に応じた適切なアプローチを選択することが不可欠です。

【自宅でのセルフケアで十分な人】
・幼少期から両耳が均一に湿っており、痛みや痒み、悪臭が一切ない。
・入浴後に清潔な綿棒を使い、耳の入口付近を優しく拭うだけで済ませられる。
・イヤホンの長時間使用を避け、耳の通気性を保つ習慣ができている。

【セルフケアを中止し、即座に耳鼻咽喉科を受診すべき人】
・最近になって急に耳垢が湿るようになった、または片耳だけがドロッとしている。
・耳の奥にズキズキとした痛みがある、または耐えがたい痒みや不快な異臭がある。
・綿棒で触ったときに黄色い膿や血が混じった液体(耳だれ)が付着する。
・耳が詰まった感じ(耳閉感)が取れず、自分の声が響いたり聞き取りにくさを感じる。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。