このホテルの起源は、三菱財閥の第4代総帥である岩崎小弥太男爵が1911(明治44)年に構えた別邸に遡る。当時から男爵は、芦ノ湖と富士山を同時に見渡せるこの地に強い愛着を抱いていた。
広大な敷地内には、男爵のこだわりが随所に散りばめられている。建物自体はモダンな快適性を備えつつも、館内の調度品や暖炉の温もりは古き良きサロン文化の面影を色濃く残す。小田急電鉄株式会社のグループ企業である株式会社小田急リゾーツが運営を引き継いだ現在も、男爵の「本物志向」という哲学はスタッフ一人ひとりの細やかな気配りに息づいている。