グローバルな採用基準の波及も、日本の採用現場に決定的な変化をもたらしている。欧米では性別・年齢・容姿による差別を厳しく禁じる法律が存在するため、Resume(英文履歴書)に写真を貼らないことがグローバルスタンダードだ。この流れを国内に持ち込んだのが、Indeed JapanやLinkedInをはじめとするHRテクノロジー業界のプラットフォームである。
LinkedIn等のプロフェッショナルネットワークやIndeed Japanが提示するオンライン応募フォームでは、従来の「写真必須」という枠組み自体が存在しないケースも珍しくない。デジタル上のスキルバッジやプロジェクト実績、過去の評価が直接スカウトにつながるシステムが浸透したことで、顔写真という記号の価値は相対的に低下し続けている。HRテクノロジーの進化が、採用の透明性と公平性を力強く後押ししているのだ。