交通社会におけるルールは、単なる取り締まりのための道具ではない。路上に存在するすべての利用者の生命を守るために設計された防護壁である。路側帯での不用意な停停車は、歩行者を車道側へ追いやることになり、後方から接近する二輪車や後続車との接触事故を誘発する最大の要因となる。
本稿で整理した交通法規・安全解説のポイントを再確認してほしい。第一に、白線の種類(一本実線、破線+実線、二重実線)を即座に判別すること。第二に、標識の有無に関わらず路側帯自体の規制効果を理解すること。そして第三に、「わずかな時間なら大丈夫」という主観的な油断を捨てることだ。
正しい知識を持ち、それに基づいた適切な行動をとることこそが、ドライバー自身のドライバーライセンスと愛車を守る最良の方法である。