今見ても息をのむほど完成された美貌――。1990年代半ば、世界中にボーイバンド旋風を巻き起こしたバックストリート・ボーイズの全盛期において、ニック・カーターの若い頃の放つ輝きは群を抜いていました。デビュー当時、まだ10代半ばだったニックは、透き通るような白い肌、サラサラとなびくブロンドヘア、そして憂いを帯びた笑顔で、世界中のティーンエイジャーを瞬く間に虜にしました。
日本国内でも、名盤『Millennium(ミレニアム)』が記録的な大ヒットを飛ばした1999年前後、音楽雑誌の表紙を飾るたびに書店で品切れが続出するなど社会現象に発展。「昔のニック・カーターほど美しい金髪美少年は他にいない」と評されるほど、当時の彼はポップカルチャーにおける美の基準そのものでした。
ビジュアルの圧倒的な華やかさだけでなく、ハイトーンでエモーショナルな歌唱力も彼の大きな魅力でした。「I Want It That Way」や「As Long As You Love Me」のミュージックビデオで見せた無垢で切ない表情は、今なお色褪せない伝説として語り継がれています。