2026年のテレビドラマ (日本) の年間レースにおいて、7月期はまさに革命的な転換点となった。世帯視聴率の数字だけでは測れない視聴実態が、TVerのお気に入り登録数やNetflixの国内ランキングという形で可視化されたからだ。
『六本木クラス』は初回世帯視聴率9.6%で静かに船出したものの、怒涛の復讐劇が進むにつれて右肩上がりに数字を伸ばし、最終回では10.7%を記録。全13話という異例のロングラン構成を走り抜けた。一方で『石子と羽男』は、世帯視聴率こそ7〜8%台で推移したものの、TVerの見逃し配信では初回から驚異的な再生回数を叩き出し、毎話放送直後にTwitter(現X)の世界トレンド1位を奪取する独走状態を見せた。
視聴者の可処分時間を奪い合う戦場において、リアルタイム視聴とオンデマンド配信のハイブリッドな評価軸を決定づけたのが、まさにこのクールだった。