出雲大社東京分祠を訪れる際、必ず知っておかなければならないのが独自の「参拝作法」です。日本の大半の神社では「二礼二拍手一礼(2拝2拍手1拝)」が標準ですが、出雲大社およびその分祠では、島根本庁と同じ「二礼四拍手一礼(2拝4拍手1拝)」でお参りするのが古来の伝統です。
四度拍手を打つ理由には諸説ありますが、四季の繁栄を祈る意味や、東西南北の四方を守護する神々への敬意、神様への尽きない感謝と慎みの深さを表す作法とされています。神前での具体的な手順は以下の通りです。
【拝礼の正しいステップ】
1. 拝殿の正面に立ち、姿勢を正して神前に向かい深くお辞儀を二回する(二礼)。
2. 両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引いてから、パン・パン・パン・パンと四回拍手を打つ(四拍手)。
3. 引いた右手を戻して指先を揃え、心を込めて祈願・感謝を念じる。
4. 最後に深くお辞儀を一回する(一礼)。
また、参拝時の服装やマナーにも気を配りたいところです。出雲大社東京分祠は近代的な3階建てのビル型社殿となっており、階段を上がったフロアに手水舎と拝殿が配置されています。建物内であっても神域であることに変わりはありません。帽子やサングラスは建物に入る前に外し、露出の多すぎる服装やサンダル履きは避け、清潔感のある身だしなみで参拝するのが礼儀です。手水舎で両手と口を清めてから神前へ進みましょう。