厚生労働省と税関が合同で実施した2026年の水際対策レポートは、衝撃的な数字を突きつけている。押収されたED治療薬のうち、じつに58.2%が成分未検出、あるいは規格外の有害物質を含む偽造品だった。かつては「見た目が粗悪」で見分けがついた偽薬だが、現在の印刷技術と製剤技術の進歩により、本物と寸分違わぬパッケージがアジア某国の地下工場で大量生産されている。
「本物そっくりのホログラムまで再現されている」と語るのは、税関の差し押さえ現場に立ち会う専門家だ。鑑定を行わなければ、プロの薬剤師でも外見だけで見破ることは不可能に近いという。