日本固有の和暦・元号文化は、歴史的な改元手続きを経て現在に至っています。2019年の令和改元は、天皇陛下(徳仁さま)の即位に伴い、憲政史上初となる事前公表の形式が取られました。当時の官房長官であった菅義偉氏が掲げた「令和」の二文字は、日本中に強い印象を残しました。
元号の決定や運用にあたっては、宮内庁が皇室行事や儀式の調整を行い、内閣府が「元号法」に基づき政令を整備するという綿密な連携が行われています。「初春の令月にして、気淑く風和らぎ」という万葉集の歌から引用された令和の銘には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められています。