この新しい写真体験の波は、都市部だけでなく地方都市にも広がりを見せている。シャッター通り化が進む地方の商店街や、空き家となった古民家を再生し、地域密着型のスタジオとしてオープンする事例が相次いでいるのだ。単なる撮影スペースとしてではなく、地域の親子が集うコミュニティハブとしての役割も果たし始めている。
地元の農家とコラボレーションした収穫体験型撮影イベントや、地域の伝統工芸を取り入れた衣装デザインなど、その土地ならではの魅力を写真を通じて発信する試みは、地方創生の新たなモデルケースとしても注目されている。写真館が、地域と人を繋ぐ新しい架け橋になっている。