令和のSnsを揺るがす「昭和歌謡」の逆襲――山本リンダ『どうにもとまらない』が2026年に世界中で再ブレイクした真実の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

もちろん、言葉を乗せるメロディとリズムの功績も無視できない。都倉俊一が手がけたラテンパーカッションのうねるようなビートは、日本語の持つ独特のスタッカート感と完璧にシンクロしている。言葉が音符の上で跳ね、踊っているのだ。

歌謡曲というジャンルに収まりきらないこのグルーヴは、現在のグローバルなダンスミュージックのトレンドとも見事に共鳴する。アフロビートやレゲトンを聴き慣れた耳にも、この50年前の日本のポップスは、驚くほどモダンで刺激的なサウンドとして響くのである。