「ブロック中の相手の送信文を読む方法がある」「解除された瞬間にまとめて受信できる」という言説がネット上で定期的に拡散されますが、結論から言えば、2026年現在においてもブロック中のメッセージを確認する裏ワザは一切存在しません。
これには、LINEが採用している厳格なエンドツーエンド暗号化技術「Letter Sealing(レターシーリング)」とサーバーのデータ破棄プロセスが深く関係しています。ユーザーAがユーザーBをブロックしている状態のとき、Aの端末上ではBからの通信受付自体が遮断されています。Bがどれほど長文のメッセージや切実な想いを送信したとしても、LINEの配信サーバーに到達した時点で「ブロック対象からのパケット」として検知され、相手の端末へ転送されることなく即座に破棄されます。
多くの人が抱く大きな誤解の一つに、ブロック解除後のメッセージ履歴の取り扱いがあります。「後からブロックを解除してもらえれば、その間に送られたメッセージが遅れて届くのではないか」という期待です。しかし、一度サーバー上で破棄されたデータはログも含めて再生成されません。ブロックが解除された後に届くのは「解除された瞬間以降に新しく送信されたメッセージ」のみであり、空白期間のブロック中のメッセージ表示や復元は、LINEヤフー社の公式開発陣であっても技術的に不可能です。
「裏ワザで読めた」と主張するネット情報の多くは、単なる端末の一時的な通信遅延、あるいは「ブロック」ではなく単に通知をオフにしただけの状態を誤認したケースに過ぎません。