彼女の芸歴を語る上で欠かせないのが、落語界の巨星である初代林家三平との出会いだ。三平一門に入門した若き日の彼女は、師匠の「芸人は客を元気にさせてナンボ」「常に目立ち、記憶に残れ」という徹底したサービス精神を身体に叩き込まれた。あの独特のピンクの衣装も、単なる奇抜なコスプレではない。どんなに広い会場でも、どんなに遠くの客席からでも一目で認識してもらうための、師匠譲りのプロ意識が生んだ結晶なのだ。
「お客様に恥をかかせてはいけない、常に明るいエネルギーを届ける」という信念は、数十年にわたって一切ブレていない。初代林家三平から受け継いだ笑いへの真摯な情熱が、ド派手なビジュアルの奥底に確固たる芯として通っている。