本事件では、父親だけでなく母親である栗原なぎさ(旧姓)の刑事責任も厳しく問われました。法廷では、夫からの激しいドメスティック・バイオレンス(DV)によって正常な判断力を奪われ、マインドコントロール状態にあったことが浮き彫りとなりました。
下された栗原なぎさの判決は、傷害幇助(ほうじょ)の罪で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年(確定)でした。裁判所は、夫の暴力に怯えていた情状を認めつつも、「母親として被害者を保護すべき義務を怠り、結果として犯行を容易にさせた責任は軽くない」と判示しました。
執行猶予期間中、彼女は保護観察所による指導を受けながら自らの犯した過ちと向き合い、心理的なケアや社会復帰に向けた支援を受けてきました。現在は地域社会の中で静かに贖罪の日々を過ごしていると伝えられていますが、我が子を守れなかったという自責の念が消えることはありません。