家庭で作る麦茶には主に「水出し」と「お湯出し(煮出し)」の2通りがあり、それぞれ味わいのキャラクターと取り扱い上の注意点が異なります。
水出し麦茶は、熱を加えないため大麦の甘みとすっきりした清涼感を引き出せます。加熱によるでんぷんの溶出が少なく、液が濁りにくいのがメリットです。一方で、抽出には約1〜2時間の時間を要します。低温でじっくり抽出した後は、パックを速やかに引き上げることが美味しさをキープする鍵となります。
対するお湯出し麦茶は、熱湯によって香気成分が一気に立ち上り、焙煎の力強い香ばしさを存分に楽しめます。抽出時間は熱湯に浸けて5〜10分、煮出しの場合は弱火で3〜5分程度が適正です。ただし、常温のままゆっくり冷ますと、雑菌が最も繁殖しやすい30℃〜40℃の温度帯に長く留まることになります。煮出した後は容器の底を氷水に当てるなどして一気に急冷してから冷蔵庫へ入れる手順が欠かせません。