時計の針を少し巻き戻す必要がある。2026年12月31日をもってグループ活動を休止した嵐(ARASHI)。リーダーの大野智が漏らした「一度何事にも縛られず、自由な生活をしてみたい」という率直な願いを、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の4人が深く受け止めたことで選ばれた道だった。誰一人欠けても嵐ではないという鉄の結束が、解散ではなく「休止」という形を選ばせたのだ。
しかし、旧体制から新会社「STARTO ENTERTAINMENT」へと芸能界の構造が激変するなか、5人は自らの手で未来の舵を握る決断を下した。メンバー5人全員が共同出資して立ち上げた「株式会社嵐」の設立である。個人活動を別々のマネジメントで続けながらも、嵐というグループの権利と未来を5人の手元に取り戻したこの出来事は、単なる事務手続きではなく、来るべきステージへの明確な布石に他ならなかった。