来来亭の根底に流れるのは、「京都風醤油ラーメン」の伝統と革新です。一見すると背脂がぎっしりと浮いていて非常に重そうに見えますが、ひと口スープを口に運ぶと印象は一変します。ベースとなる鶏ガラスープは非常にすっきりと澄んでおり、キレのある醤油ダレの風味とともに、上質な背脂のまろやかな甘みが口いっぱいに広がります。さらに、隠し味として効かせた一味唐辛子のピリッとした刺激が後味を驚くほど軽やかに仕立てており、最後の一滴まで飲み干したくなる中毒性を生み出しています。
この完成された一杯を築き上げたのが、創業者の豆田敏典 社長です。豆田社長はかつて経営破綻の危機や数々の挫折を経験しながらも、1997年に滋賀県野洲市で来来亭の第1号店を立ち上げました。「お客様第一主義」と「情熱と笑顔」を掲げ、徹底した現場主義と味への飽くなき追求によって、一代で全国200店舗を超える巨大チェーンへと押し上げました。店内に響き渡る元気な挨拶や、厨房の活気あるオペレーションは、まさに豆田社長の情熱が現場のスタッフ一人ひとりに浸透している証拠です。