夏場にキッチンやゴミ箱周辺で発生するコバエ。実は蚊取り線香は、特定のコバエに対しても劇的な効果を示します。
コバエはハエ目(双翅目)の小型昆虫の総称であり、蚊と同じグループに属しています。そのため、蚊取り線香から漂うピレスロイドはコバエの神経系にも同様に作用し、空間に充満させることでバタバタとノックダウンさせることが可能です。
ただし、コバエの種類によって効き目に差があります。
- ショウジョウバエ(生ゴミ・果物に群がる赤褐色のコバエ):ピレスロイドへの感受性が高く、蚊取り線香の煙で高い殺虫効果が得られます。
- チョウバエ(浴室や排水口で見かける逆ハート型のコバエ):小型のものは線香成分で駆除可能ですが、発生源が排水トラップ奥の場合は線香だけでは根絶できません。
- ノミバエ(食品や腐敗物に素早く走り回るコバエ):薬剤への耐性がやや高く、線香の濃度が薄いと逃げ回る場合があります。
蚊取り線香は成虫を素早く落とす即効性には優れていますが、排水口やゴミ箱の中に産み付けられた卵や幼虫(ウジ)には効果が届きません。根本解決には発生源の清掃と並行して使うのが賢明です。