彼女の才能が芽吹いた原点は、吉本興業が運営する吉本総合芸能学院 (NSC) にある。東京校の15期生としてキャリアをスタートさせた横澤は、一人コントの精度を磨き上げた。「音楽の先生」や「追い詰められた女」など、誰もが一度は遭遇したことのある人物像を鋭くキャプチャする演技力。それが彼女の最大の武器だった。
やがて『女芸人No.1決定戦 THE W』などの賞レースでも存在感を示し、ピン芸人としての立ち位置を揺るぎないものにしていく。男社会の印象が強かったお笑い界において、自身の体験や女性ならではの視点をポップな笑いに昇華させる手腕は異彩を放っていた。若手時代の泥臭い下積みが、現在の柔軟なトーク力と対応力の土台を築いたことは間違いない。