タレントとしての顔が強い彼だが、映画業界における功績も見逃せない。特に世界的な巨匠・黒沢清監督が手掛けた2001年の映画『回路』での主演は、彼のキャリアにおける金字塔となっている。
インターネットの普及と人間の孤独、そして静かな恐怖を描いた本作は、カンヌ国際映画祭批評家連盟賞を受賞するなど国際的に高い評価を得た。近年、Netflixをはじめとするグローバルな動画配信プラットフォームによってデジタルリマスター版が世界配信されたことで、Z世代の映画ファンや海外の映画批評家の間で「Jホラーの最高傑作」として再び熱い注目を集めている。怪異に呑み込まれていく若者を静かに演じ切った彼の演技力は、今なお色褪せない輝きを放っている。