2017年に報道された二人の交際劇は、当時の週刊誌報道やワイドショーを連日席巻した。報道番組を担当する二人の熱愛という文脈は、メディアにとってあまりにも格好の「消費コンテンツ」であったからだ。しかし、この騒動が提示した本質的な問いは、ゴシップ的な関心を超えたところにあった。
報道の場に立つ人間が、自らのプライバシーを過剰に暴かれるリスクとどう向き合うべきか。過熱するパパラッチ取材や実名報道のあり方に対して、視聴者側の受け止め方にも少しずつ変化が生じ始めていた時期でもあった。過剰なプライベートの消費に対する世論の批判的な視線は、後の芸能報道のコンプライアンス意識の高まりへと繋がっていく。