イギリス・ウェールズのスウォンジーで生まれた彼女は、幼少期から歌とダンスの英才教育を受け、ロンドンのウエストエンドミュージカル『42ndストリート』の主役に抜擢されたことで頭角を現しました。英国でのTVドラマ出演を経て単身ハリウッドへ挑戦した彼女の名を一躍世界に轟かせたのが、1998年公開のアドベンチャー超大作『マスク・オブ・ゾロ』です。
アントニオ・バンデラス演じるゾロと華麗なフェンシングの立ち回りを演じたヒロイン・エレナ役は、世界中の観客に「奇跡の美貌」として鮮烈な記憶を刻みつけました。漆黒の髪と吸い込まれるような瞳、しなやかな身のこなしは、まさに若い頃の彼女の代名詞となりました。
その後も『エントラップメント』や『トラフィック』といった話題作で主役級を務め、キャリアの頂点を極めたのが2002年のミュージカル映画『シカゴ』です。ヴェルマ・ケリー役として劇中で披露した圧巻のダンスナンバー「All That Jazz」と圧倒的な歌唱力は映画史に残る名演と評され、見事に第75回アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。美貌だけでなく、確固たる実力に裏打ちされた唯一無二のポジションを確立した瞬間でした。