シンプルな編み方であっても、選ぶマテリアルによって完成度は劇的に跳ね上がる。なかでも熱狂的な支持を集めているのが、ドイツ生まれの「オパール毛糸(Opal)」だ。
本来は靴下用として知られるこの段染め糸は、ただ平編みを進めるだけで複雑かつ鮮やかなボーダーやノルディック風の模様が魔法のように浮かび上がる。色の切り替わりを計算する必要がなく、単調になりがちな作業の時間を「次は何色が出てくるのだろう」という純粋なワクワク感へと変えてくれる。
ウールとポリアミドが混紡された糸は耐久性にも優れ、何度髪を結んでもへたりにくい。春夏にはコットンやリネン混の細糸、秋冬にはモヘアやブークレ糸と組み合わせることで、季節の移ろいを髪元から楽しむ贅沢が手に入る。