TBSテレビの看板番組である『水曜日のダウンタウン』や、その大ヒット企画から派生した『MONSTER LOVE』において、彼の声はドラマチックな変貌を見せてきた。緊迫した恋愛リアリティの渦中で見せた切実な哀求、あるいは予想外のドッキリに見舞われた瞬間の悲鳴。そこには単なるお笑いタレントの域を超えた、人間味溢れる感情の波が音波となって刻まれている。
特にリアリティ番組特有の密着取材カメラが捉えた素の表情では、感情の起伏に応じて声の倍音成分が激しく変化することが確認されている。狂気と純粋さが同居する独特のキャラクター像は、この声のゆらぎによって補強され、視聴者の心理に強く刺さる。従来のバラエティ演出にはない圧倒的なリアリティを番組に与えている最大の要因が、まさにこの声のドラマ性なのだ。