大手回転寿司チェーンを運営する株式会社くら寿司の優待制度において、最大の転換点となったのが紙の優待券からデジタル券への完全移行だ。かつては郵送で届く冊子状の紙券をレジで提示する形式が定番だったが、現在はデジタル化が標準仕様となっている。
権利確定月は毎年4月末日。年1回の実施であり、4月最終営業日の権利付き最終日までに株を保有していることが付与の絶対条件となる。保有株式数に応じた贈呈額のスケールメリットも明確だ。100株保有で2,500円相当、200株で5,000円相当、500株で12,500円相当、そして1,000株以上となれば25,000円相当という太っ腹な額面が用意されている。
さらに見逃せないのが電子化による加算特典だ。紙の発行を辞退し、スマートフォン上での電子受け取りを選択することで、従来の金額に一律1,000円分が上乗せされる仕組みが導入された。環境負荷の低減とコスト削減を狙った施策だが、株主にとっても実質的な利回り向上につながる願ってもない大改定と言える。