くら寿司にはもともと、空気中の菌やホコリからネタを守る独自開発の抗菌寿司カバー「鮮度くん」が存在していた。だが、悪意を持った人間が意図的にカバーを開閉する行為までは想定していなかった。そこで同社が打ち出した対抗策が、極めて高度なAI監視カメラシステムの実戦投入である。
全レーンを見渡すカメラが寿司皿の動きを毎秒ミリ単位で追跡する。カバーが不自然な開閉を感知した場合や、一度手に取った皿をレーンに戻す不審な挙動があった瞬間、本部の集中監視システムと店舗のバックヤードへ即座に警告シグナルが送られる仕組みだ。人間による目視監視の限界を最新のディープラーニング技術が補完する。テクノロジーによる鉄壁の包囲網が完成した。