日本の多湿な気候風土において、不動の支持を集めているのが「すのこベッド」だ。クイーンサイズの広大なマットレス下は湿気が滞留しやすく、カビの温床になりやすい。通気性に優れた桐やヒノキを用いたすのこ構造は、マットレスの寿命を延ばし、年間を通じて衛生的な睡眠環境を維持するための最も合理的な回答といえる。
一方で、限られた日本の住宅事情に革命をもたらしたのが「ローベッド」である。床からの高さを抑えることで天井までの空間が広がり、クイーンサイズ特有の威圧感を劇的に軽減する。対照的に、デッドスペースを徹底活用したい都市部世帯には「収納付きベッド」が根強い人気を誇る。ただし、大容量の引き出しを備えたモデルを選ぶ際は、引き出すためのスペースが寝室内に確保できるか、跳ね上げ式ガス圧シリンダーの強度が十分かを厳密に見極める必要がある。