球児たちの足元と頭部を支え続けてきた国内の有力メーカーも、この変革に総力を挙げて応えている。各社がしのぎを削るのは、過酷な汗や洗濯に耐えうる「型崩れ防止性能」と、革新的な「通気・遮熱性」の融合だ。
ミズノは、独自開発の高機能メッシュと特殊な織り構造を採用し、型崩れしにくいタフなフロントパネルと抜群の放熱性を両立させた。激しいスライディングや連日のハードな練習でもクラウンの美しい立ち上がりを維持できるため、多くの甲子園常連校から絶大な信頼を寄せられている。
一方、ゼット株式会社は、六方キャップの美しいカッティング技術を極限まで磨き上げた。内部のビン皮(汗取り部分)に接触冷感と抗菌消臭を兼ね備えた新素材を組み込み、頭部に熱がこもる不快感を徹底排除している。ホールド感の高さは長時間のプレーでもズレを生じさせない。
そして株式会社エスエスケイは、軽量性と耐久性のバランスにおいて独自の強みを発揮する。繊維一本一本に遮熱セラミックを練り込んだ特殊生地を投入し、直射日光の赤外線を効率よく反射。激しい動きでも額に違和感を与えない立体裁断設計は、細やかなフィット感を求める選手から高い評価を得ている。