手軽さとエコが強調される一方で、すすぎ1回洗剤のデメリットとして最も警戒すべきは、肌への直接的な刺激です。すすぎ回数を減らすと、微量ながら界面活性剤の衣類残留が生じる可能性が高まります。
健康な成人の肌であれば問題にならない微量残留であっても、アトピー素因を持つ方や乾燥肌の人にとっては、汗と混ざった残留界面活性剤が角質層を刺激し、洗剤残りと肌荒れリスクを高める引き金になります。背中のかゆみや首回りの湿疹が、すすぎ回数を2回に戻しただけで改善したという事例は皮膚科領域でも頻繁に報告されています。
とりわけ配慮が求められるのが赤ちゃんの衣類 すすぎ回数です。乳幼児の皮膚の厚さは大人の半分程度しかなく、バリア機能が未成熟です。赤ちゃん用の肌着やガーゼ、直接肌に触れるタオル類を洗う際は、たとえすすぎ1回対応洗剤を使用していても「すすぎ2回以上」に設定するのが安全管理の基本です。