運営元であるコストコホールセールジャパン株式会社が、北関東エリア初の拠点として前橋を選択した背景には、明確なエリア戦略が存在する。最高経営責任者(CEO)のロン・バグリス (Ron Vachris) 氏率いるグローバル本部にとっても、広域からの集客が見込める北関東の交通の要所は重要な拠点だ。
一般的なディスカウント・スーパーセンターとは一線を画し、コストコは「高品質な商品を可能な限り低価格で提供する」という会員制倉庫型卸売・小売業のビジネスモデルを忠実に守り続けている。パレットのまま商品を陳列するシンプルな売り場スタイルや、過剰な装飾を排した物流効率の追求が、驚異的な低価格を実現する原動力となっている。地域社会に雇用を生み出し、近隣商業施設との相乗効果をもたらす存在として、前橋の店舗は今や地域経済に不可欠な存在へと定着した。