再感染時に最も気になるのが、体調へのダメージの度合いです。実際の臨床現場におけるコロナ2回目症状の傾向はどうなっているのでしょうか。
全体的な統計を見ると、体内には抗体だけでなく「細胞性免疫(T細胞)」が一定期間記憶されているため、コロナ2回目は軽いと感じる患者が多い傾向にあります。初感染時に見られたような激しい高熱や全身の倦怠感に比べ、喉の痛みや鼻水、軽い咳といった上気道の局所症状にとどまるケースが目立ちます。
特徴的なのは、コロナ2回目は熱出ないまま経過する事例が増加している点です。発熱がないため「単なる風邪や花粉症」と誤認して日常生活を続け、周囲に感染を広げてしまうリスクが潜んでいます。その一方で、高齢者や糖尿病・呼吸器疾患などの基礎疾患を持つ方、あるいは著しく体力が低下している状態では、コロナ2回目重症化を引き起こす危険性も依然としてゼロではありません。