この革新的な図書館は、単独で成立しているわけではない。中心市街地再開発の中核を担う複合施設「まちなか交流センター Mallmall」のキラーコンテンツとして位置づけられている。行政主導のハコモノ行政に陥ることなく、市民の交流と定住を促す都市計画の一環として設計された。
都城市の池田宜永市長が力強く推進してきた地方創生・都市再開発戦略において、図書館の成功は極めて大きなマイルストーンとなった。郊外への人口流出と中心市街地の空洞化に悩んでいた地方都市が、文化的な拠点整備を通じて若年層や子育て世代を街の中心部へ呼び戻すことに成功した好例として、全国各地から視察が絶えない。