そもそも、なぜ拳銃や凶器が飛び交う危険な殺人事件の現場にまでリスを連れていくのでしょうか。その最大の理由は、綾小路警部にとってリスが単なる愛玩ペットではなく、生活と魂を共にする掛け替えのない相棒だからです。
警部とリスの出会いの詳細なエピソードは原作や劇場版でも多くは語られていませんが、周囲に心を許せる友人が少なかった彼が心を通わせた唯一の存在がこのシマリスでした。いつでもどこでも一緒に行動することが二人(一人と一匹)の日常となっており、警察の捜査現場であろうと片時も離れることはありません。
さらに驚くべきは、このリスが単なるマスコットにとどまらず、時に捜査の突破口を開くキーパーソン(キーアニマル)として活躍する点です。狭い隙間に入り込んで証拠品を発見したり、犯人の注意をそらしたりと、警部との阿吽の呼吸で数々の難事件解決をアシストしてきました。