街から「500ml」が消えたのは紛れもない事実だ。しかし、話はそう単純ではない。日本コカ・コーラ株式会社およびボトリングを担うコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社の動きを追うと、事態の本質が見えてくる。実は、「コカ・コーラ 500ml PET」がすべての場所から絶滅したわけではないのだ。
決定的なのは店舗ごとの役割分担である。現在、スーパーマーケットやドラッグストアといった量販店において、従来の500mlサイズは順次出荷が抑制され、棚から姿を消しつつある。一方で、自動販売機チャネルに目を向けると、依然として500ml缶や一部のペットボトルがラインナップに残されている。日常の買い物現場から急速に消えたことで、消費者の間で「全廃された」という誤解と噂が一気に広まったのが真相だ。