シリーズの代表曲であり、日本の音楽史に残る屈指のサマーソングとなったのが、ガールズバンドZONEが歌う「secret base 〜君がくれたもの〜」である。ソニー・ミュージックレコーズからリリースされたこのシングルは、ドラマの爆発的な人気とともにチャートを駆け上がり、彼女たちを一躍トップアーティストへと押し上げた。
しかし、この名曲の誕生には知られざる舞台裏が存在する。当時、平均年齢がわずか十代前半だったバンドメンバーたちは、北海道から上京したばかりの多忙を極める環境にあった。「10年後の8月」という印象的な歌詞フレーズは、彼女たち自身の未来への不安と期待、そして急激に変化する生活環境への戸惑いがリアルに重なり合っていたという。制作陣の繊細な詞世界は、幼少期の儚い別れを描くと同時に、過酷な芸能界を奔走する少女たちの素顔そのものを映し出していたのだ。