審査の最終局面に立ち会った角川春樹事務所とPopteen編集部のスタッフが見抜いたのは、完成された美しさではなく「伸び代」だった。オーディション開始当初は垢抜けない印象だった少女が、数ヶ月の選考期間中に見違えるような進化を遂げることがある。
編集スタッフは、候補者が発する言葉の端々に宿る「芯の強さ」を感じ取っていた。周囲からの批判やSNSでの心ない声に晒されても折れない強い精神力。それこそが、過酷な芸能界を生き抜くために最も必要な資質だった。原石を見抜き、光り輝く宝石へと磨き上げる編集部の眼力と指導が、数々のドラマを生み出す源泉となった。