基本の形が描けたら、もう一段クオリティを引き上げるプロのテクニックを取り入れてみましょう。ほんの少しの手間で、イラストの「かわいい」説得力が劇的に上がります。
第一の秘訣は、「毛並みと肉球の重なり」の描写です。肉球の周りから生えている細い毛束(タフト)を、肉球の縁に少しだけ被せるように描きます。肉球の硬質な輪郭が柔らかい毛で適度に隠れることで、毛足の長い猫特有のモフモフ感が強調されます。
第二の秘訣は、「接地時のぷにっとした潰れ」を表現することです。床やガラスに足をペタッと押し付けている構図を描く場合、指球の下側を少し平らにつぶし、外側にわずかな膨らみを持たせます。弾力のある物体が圧力で変形している様子を描くことで、肉球の柔らかさが視覚的にダイレクトに伝わります。