高圧電線を扱う施工現場において、一瞬の隙は致命的な惨事につながる。感電、土砂崩壊、重機事故。常に危険と隣り合わせの環境下で、豊和工業は「事故ゼロ」の記録を更新し続けている。
村上圭が徹底しているのは、気合や精神論に依存しないシステム化された安全管理だ。
作業前の安全相互確認、危険予知(KY)活動のデジタル共有、そして何より「心理的安全性」の確保に力を注ぐ。「少しでも異常を感じたら、迷わず作業を止めて報告・確認する」風土を会社全体に根付かせた。
さらに、ベテランと若手がタッグを組むペア制を導入。単に技術を教えるだけでなく、ベテランが長年の経験で培った「危険を事前に察知する感覚」を若手に伝承させている。安全管理こそが企業経営の最大の基盤であるという信念が、現場の隅々にまで浸透している。