きただにひろしのキャリアを語る上で欠かせないのが、アニメ『ONE PIECE』との運命的な出会いです。1999年にリリースされた『ウィーアー!』は、アニソン史に燦然と輝く金字塔となりましたが、実は当初から彼が本番歌唱する予定ではありませんでした。
当時、楽曲コンペ用のデモテープに吹き込む「仮歌シンガー」としてスタジオに呼ばれたきただにひろし。しかし、作曲を手がけた田中公平氏をはじめとする制作陣がその仮歌を聴いた瞬間、「この圧倒的な熱量と突き抜けるハイトーンこそルフィたちの冒険にふさわしい」と大絶賛し、そのままメジャー採用が決定したという痛快なシンデレラストーリーが存在します。
その後も節目となる重要な主題歌を次々と担当し、名実ともに『ONE PIECE』の象徴となりました。
【きただにひろしが歌う『ONE PIECE』歴代主要楽曲一覧】
- 『ウィーアー!』(初代オープニングテーマ / 1999年)
- 『ウィーゴー!』(新世界編オープニングテーマ / 2011年)
- 『OVER THE TOP』(ワノ国編オープニングテーマ / 2019年)
- 『あーーっしゅ!』(エッグヘッド編オープニングテーマ / 2026年)
これらの楽曲すべてが田中公平氏とのタッグによって生み出されており、きただにひろしのボーカルレンジを限界まで引き出す高難度のメロディラインが特徴です。